



阿寒湖の北に浮かぶチュウルイ島。そこにあるマリモ展示観察センターにはテニスボールより大きく、時にはサッカーボール並みのマリモが多数展示されています。マリモは阿寒湖以外にも生息していますが、ここまで丸い形になるのは阿寒湖だけで、阿寒湖のマリモはその希少性から特別天然記念物に指定されています。
館内にはマリモの展示だけでなく、マリモの秘密、阿寒湖の生態系といったものも学べます。
阿寒湖のマリモは1897年に阿寒湖北岸で北海道農学校(今の北海道大学)の川上瀧彌氏によって発見され、その形状からマリモ(毬藻)と名づけられました。なお、川上氏が発見したこの群生地は今では関係者以外立入禁止になっています。
阿寒湖のほかにもマリモがすんでいることは先ほど述べましたが、なぜここまで丸くなるのでしょうか?
その秘密は阿寒湖の地形・波・風の力にあります。遠浅の阿寒湖では風や波の力によってマリモが回転し、大きく成長しながら丸くなっていくのです。
ちなみに阿寒湖のマリモは「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」でも展示されていて、阿寒湖のマリモを間近で観察できる施設は、この2か所のみ。
余談ですが、実はお土産屋でもマリモを売っています。これは阿寒湖産ではなく、ロシア産や養殖物のマリモ(阿寒湖以外のほかの湖では採取ができます)を人の手で丸めたものです。
名称 | マリモ展示観察センター |
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所在地 | 〒085-0467 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1丁目5-20 |
マリモ展示観察センターの地図 | |
オフィシャルサイト | 阿寒観光汽船公式webページ内「マリモ展示観察センター」ページ |
関連URL | 阿寒湖畔エコミュージアムセンター公式webページ |
アクセス | ※いずれも阿寒観光汽船の幸運の森桟橋までの所要時間です。 【車】 ・たんちょう釧路空港から阿寒観光汽船乗り場まで車で約1時間。 ・JR釧路駅から阿寒観光汽船乗り場まで車で1時間20分。 ・女満別空港から阿寒観光汽船乗り場まで車で約1時間10分。 【バス】 ・JR釧路駅から阿寒湖バスセンターまで約2時間10分(阿寒湖バスセンターより徒歩10分)運賃は大人2,750円。 ・たんちょう釧路空港から阿寒湖バスセンターまで約1時間12分(阿寒湖バスセンターより徒歩10分)運賃は大人2,190円。 ・北見バスターミナルより阿寒湖バスセンターまで1時間20分程度。運賃は2,100円。 |
含まれています(本来なら大人420円ですが、入館料金は遊覧船料金に含まれています)。
阿寒観光汽船のモーターボートのチャーターをご検討ください。また、阿寒湖畔エコミュージアムセンターならば小規模ですがじっくりマリモを観察できます。
マリモ展示観察センターは4月29日から11月30日までの遊覧船運航日は無休。ちなみに阿寒湖畔エコミュージアムセンターは火曜定休です。